2006年03月22日 |
出光、アバゴとテキサス大から「赤色有機EL」特許権取得 |
高性能有機EL「光の三原則」そろう |
【カテゴリー】:経営(新製品/新技術) 【関連企業・団体】:出光興産、三井化学 |
出光興産は22日、アバゴ・テクノロジー社( Avago Technologies, Pte. 本社:シンガポール)とテキサス大学( University of Texas at Austin、米国)から高性能赤色発光材料の製造・販売に関する特許権を今月6日付で取得したと発表した。 同日発表した三井化学と当社の成果により、世界最高レベルの性能を有する有機EL赤色発光材料の米国外での製造・販売が可能となる。 さらに米国で製造販売権を有する特許を取得することにより、全世界での販売が可能と なった。 有機ELは、発光ホストと発光ドーパントを組み合わせることにより発光するが、赤色については、高性能ドーパントの素子特許を、アバゴ・テクノロジー社とテキサス大学が保有している。このため出光は、特許実施許諾権の取得に向けた交渉を行ってきた。 出光は、既に世界最高レベルの青色、緑色有機EL 材料を製造・販売しており、光の三原色全てにおいて世界最高レベルの材料をそろえたことになる。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1143016616.pdf |