2006年03月24日

PPフィルムの出荷,前年同月割れが続く

2月もOPPの不振でわずかながら前年を下回る

【カテゴリー】：実績/統計（原料/樹脂/化成品） 【関連企業・団体】：日本ポリプロピレンフィルム工業連合会

日本ポリプロピレンフィルム工業連合会の集計によると、2月のPPフィルムの出荷数量は3万1,330トンとなった。前年同月の実績を0.4%下回っている。これでPPフィルムの月間出荷数量は4ヵ月連続の前年同月割れとなった。 　 　うちOPP(PP延伸フィルム)は1万9,259トンで同3.6%減、CPP(PP無延伸フィルム)は1万2,071トンで同5.3%増となっている。OPPのマイナス成長は、最大消費分野の食品包装用が5.2%減と不振から脱却できなかったことによるもの。 　一方のCPPは、繊維・雑貨用と工業用がともに大きく伸び、また主力の食品包装用もわずか0.5%ながら前年超えに転じたが、OPPの落ち込みをカバーするまでには至らなかった。 　OPPの食品包装用は4ヵ月連続の前年同月割れとなった。OPPの出荷トータルも同様である。CPPの食品包装用と出荷計はともに4ヵ月ぶりの前年同月超えとなった。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1143102423.tif