2006年03月24日 |
BASF、農業製品部門を強化 新規殺虫剤 開発進む |
【カテゴリー】:海外(ファインケミカル) 【関連企業・団体】:BASF |
BASFジャパンは24日、本社農業製品部門の2005年度の業績が新製品の投入もあり好調だった発表した。05年には前年比11%増となる3億300万ユーロの研究開発費を投じた。この成果が上がり、ピーク時売上は前回発表を1億ユーロ上回る19億ユーロとなった。 同社は過去5年間に8種類の農薬向け新規有効成分を上市した。ピーク時売上は計12億ユーロが見込まれている。この中には、昨年後半に上市した殺菌剤のメトラフェノンも含まれている。 新製品導入は、利益の拡大に大きく貢献し、特別項目を除くEBITDA(金利・税金・償却前利益)の対売上比率は26.9%と、農業製品部門が目標とする25%を2年連続で上回った。 同部門の開発パイプラインは、今後も新製品を出し続ける。引き続き除草剤耐性プロジェクトに注力するとともに、05年に開発段階に進んだ新規殺虫剤を含む、6種類の有効成分の開発を推進中である。これらの製品は2006年度以降に上市の見込みで、ピーク時7億ユーロの売上が見込まれている。 【BASF 農業製品部門の売上高】(2005年度) <売上高>:32億9,800 万ユーロ ( 地域別内訳) ◇ヨーロッパ:43% ◇北米(NAFTA):29% ◇南米、アフリカ:中東20% ◇アジア・太平洋:8% ( 製品別内訳) ◇殺菌剤:13億1,000万ユーロ ◇除草剤:12億2,200万ユーロ ◇殺虫剤およびその他農薬関連製品:7億6,600万ユーロ ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1143180964.pdf |