2006年03月28日 |
クラレ、耐熱性ポリアミド樹脂 5月から35円値上げ |
【カテゴリー】:市況 【関連企業・団体】:クラレ |
クラレはこのほど、耐熱性ポリアミド樹脂「ジェネスタ」の価格改定実施を決めた。5月1日出荷分から国内、輸出価格とも1キログラム当たり35円値上げする。 同樹脂は、同社が世界で初めて工業化したノナンジアミン(炭素数9のジアミン)を使用した新しいポリアミド樹脂(PA9T)で、耐熱性、低吸水性、摺動性、耐薬品性などに優れ、最近は携帯電話、パソコン、デジタルカメラなどを中心に鉛フリーハンダ対応の高耐熱材料として需要が拡大している。 しかし、原油価格・ナフサ価格の高騰を背景に主要原料であるブタジエンをはじめ、各副原料価格が高騰を続け、事業収益の悪化を招いている。このため、今後安定供給を維持していく上でも価格改定が必要と判断した。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1143517165.pdf |