2006年03月30日
2月の鉱工業生産指数、7カ月ぶり低下 化学は2.6%減
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:経済産業省

 経産省が30日発表した2月の鉱工業生産動向(速報)によると、生産指数(2000年=100、季節調整済み)は前月比▲1.7の103.5で、05年7月以来7カ月ぶりの低下となった。出荷も同▲2.8%の105.2だった。
 
 同省では「鉱工業生産予測調査によると3月、4月とも上昇を予測している」とし、「総じて見れば、生産は緩やかな上昇傾向にある」とした前月の基調判断は変えなかった。
 
 業種別に見ると、生産は化学工業(除く医薬品)、プラスチック製品工業、一般機械、電気機械工業などが低下し、情報通信機械、輸送機械工業などが上昇した。
 
 化学工業は、生産が前月比▲2.6%の101.4、出荷が同▲4.4%の100.7、在庫は同0.2%上昇の100.7だった。
 
 プラスチック製品工業は、生産が▲2.3%の92.7、出荷同▲2.8%の93.8、在庫は同0.5%の96.0だった。