2006年03月30日 |
チッソ、熱応答性磁性ナノ粒子「Therma-Max」販売開始 |
【カテゴリー】:新製品/新技術(経営) 【関連企業・団体】:チッソ |
チッソは30日、子会社のマグナビート社(本社:神戸市灘区、大西徳幸社長)が、4月3日から熱応答性磁性ナノ粒子「ThermaーMax LA Avidin」の販売を開始すると発表した。 「Therma-Max」(サーマ・マックス)は、生体物質の分離・精製・濃縮用途に開発された粒径およそ百ナノメートルの磁性ナノ粒子。懸濁液の温度を変化させるだけで可逆的に分散、凝集させる機能と、粒径が小さいことにより、短時間かつ高収率に抗体やタンパク質の精製を行える。このため、免疫診断や環境ホルモン検査、ゲノム創薬開発におけるタンパク質の少量多検体処理に幅広い応用が可能となる。 マグナビート社は2005年7月、チッソが立ち上げたベンチャー企業で、今後は診断薬メーカーやタンパク質を解析する研究機関、大学を対象に、大腸菌などの微生物を効率よく濃縮させる「Therma-Max LA Avidin」を販売していく。 「Therma-Max」は、2004年4月に「第4回バイオビジネスコンペJAPAN」で最優秀賞を受賞し、2005年7月には「第1回オルガテクノ」大賞 材料・素材部門賞を受賞した技術を具体化した製品で、2006年5月には国際バイオEXPOに出展を予定している。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1143701966.doc |