2006年03月31日 |
PE袋の輸入増が続く |
2月も前年の5.3%増に |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(実績/統計) 【関連企業・団体】:なし |
ポリエチレン袋の輸入が引き続き活発だ。2月の総輸入通関数量は3万172トンで、前年同月を5.3%上回った。トン当たりの平均CIF価格は204円で、前年同月より24円高い。 これで、PE袋の輸入の前年同月超えは昨年5月に5.4%増となっていらい10ヵ月連続となった。輸入全体の数量が依然として増加し続けている最大の要因は、日本の大手フィルムメーカーや商社が資本進出している中国からの持込み量が毎月前年を大幅に上回っていることにある。2月の総輸入量に占める中国の比率は47.3%と断トツの高さで、前年同月に対する伸び率も18.3%と群を抜いている。 これには、国産品であれ輸入品であれ中国の樹脂の価格が、日本国内の価格をかなり下回るレベルにあることと、PE袋の生産能力が過剰で輸出余力があることが大きく作用していると見られる。したがって、今後も同国からの流入はなお増え続け、それにともない総輸入量も拡大傾向を続けると見られている。 PE袋の2月の主要船積み国別の輸入通関実績は別表の通り。 【関連ファイル】 PE袋の06年2月の輸入 https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1143780281.xls |