2006年03月31日
汎用樹脂の輸入、2月も多くが前年比大幅減
PSは逆に前年を大きく上回る
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(実績/統計)
【関連企業・団体】:なし

 汎用樹脂の2月の輸入通関数量は、一部を除いて引き続き前年同月を大きく下回る規模となった。ただしPSは逆に大幅な前年同月超えが続いている。
 
 汎用樹脂の2月の輸入通関数量は、HP-LDPE、L-LDPE、HDPE、PP-H、PP-Cの各樹脂がいずれも前年同月を下回り、PSとPVCが逆に前年同月割れとなった。前年同月超えの場合も前年割れの場合もその幅が極めて大きい点が注目される。
 前年割れとなった樹脂の中では、一時期大幅増が続いてその後の行方が警戒されたL-LDPEが昨年8月いらい7ヵ月連続の前年割れを続けている点が目を引く。汎用樹脂の2月の輸入通関数量と1月との合計は以下の通り。かっこ内は前年比。
 ▽H-LDPE=1,251トン(60.2%) 2,386トン(63.6%)
 ▽L-LDPE=13,845トン(76.7%) 26,973トン(80.4%)
 ▽HDPE=1,036トン(32.5%) 2,983トン(43.2%)
 ▽PP-H=1,625トン(73.2%) 4,495トン(99.0%)
 ▽PP-C=5,409トン(73.1%) 12,948トン(73.2%)
 ▽PS=2,556トン(136.5%) 5,399トン(152.7%)
 ▽PVC=752トン(224.5%) 1,996トン(282.3%)