2006年04月03日
東ソー、日本ポリウレタンを子会社化 保土谷化学株も比率アップ
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東ソー

 東ソーは3日、日本ポリウレタン工業(本社:東京都港区、澤井克介社長)の持株比率を現有35%から51.67%に引き上げ、同社を子会社化すると発表した。また保土谷化学の第三者割当増資を引受け、同社への出資比率を24.29%から33.34%に引き上げる。

 日本ポリウレタンは、東ソーグループが推進中の「ビニル・イソシアネート・チェーン」の中核企業で、東ソーはイソシアネートの主原料であるアニリン、CO、塩素等を同社に供給し、副生される塩酸を塩ビモノマー原料として回収・利用し競争力強化を図るなど親密な関係にある。

 日本ポリウレタンは先に、MDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)年産20万トンの大型新プラントを東ソー南陽事業所内に建設する計画(完成は07年10月の予定)を決めた。東ソーもこれに合わせて、アニリン、CO等の供給設備増設を検討中だ。

 日本ポリウレタンの今後の中長期的な成長戦略について、両親会社間で検討した結果、今回の合意にいたった。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1144048288.pdf