2006年04月03日
MOPJの3月ナフサ価格、553ドルに反発
5月着値は高騰の公算
【カテゴリー】:市況(海外)
【関連企業・団体】:なし

 ナフサの国際スポット相場のうちのC&Fジャパンの中値(MOPJ)が3月に再び上昇した。月間平均の単価はトン当たり553ドルで、2月の平均を13ドル上回った。

 2月のMOPJの月間平均単価は、1月が前月を9.6%上回ったのとは逆に前月を3.6%下回ったが、3月は再度2.4%の小幅ながら反騰に転じた。この結果、5月にわが国に到着するナフサのCIF価格は、為替が円高に振れないかぎり4月着分を上回ることが確実となった。

 プレミアムを加算した5月のCIF価格は、為替を117円と仮定して1キロリットル当たり4万5,600円になると試算する向きが石化業界には多い。
 
 国産ナフサ価格は4万7,600円になるとの判断である。4月着分より1,000円前後高くなる計算だ。4〜6月期分がどの程度になるかは、4月の契約価格がはっきりしないと判断できないが、いまのところ4万7,000円強との見方が有力だ。最高は三井化学の4万7,500円となっている。