2006年04月07日 |
エチレン生産、3月は3ヵ月ぶりの前年割れ |
定修の集中が影響して11.9%減の56万6,700トンに |
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経済産業省製造産業局が7日にエチレンセンター11社の速報を集計したところによると、3月のエチレン生産量は56万6,700トンとなった。前月を8.7%、前年同月を11.9%それぞれ下回っている。 エチレンの月間生産量が前年同月を下回るのは3ヵ月ぶり。2ケタの縮小は03年7月の12.7%減いらいのこと。また、月間生産量の60万トンの大台割れは昨年6月の58万5,200トンいらい9ヵ月ぶりとなる。 3月の生産量が前月に対しても前年同月に対しても縮小したのは、山陽石油化学が年産50万4,000トン、東ソーが同52万7,000トン、昭和電工が同65万3,000トンのエチレンプラントの定修に入ったことによるところが大きい。 2月の定修プラントはゼロで、また前年同月の定修プラントは東ソーと山陽石化の2社であったが、3月は3社に増えたため定修前の操業スローダウンによる減産も加わって大幅減となったもの。 同月の平均稼働率は97.7%で、前月を2.7ポイント、前年同月を1.8ポイントそれぞれ下回っている。 この結果、1〜3月期の総生産量は187万4,400トンとなった。前年同期の実績を3.6%下回っている。四半期単位の生産量が前年同期を下回るのは昨年第2・四半期に1.4%減となっていらいのこと。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1144383127.tif |