2001年08月29日 |
経産省、ナノテク研究第2弾テーマに「カプセル化」など |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経済産業省の2002年度予算概算要求額が30日発表されるが、製造産業局化学課では2001年度スタートした「ナノテクノロジー材料研究」に、引き続き新規テーマを加え研究内容、体制の充実を図る方針だ。 材料ナノテクノロジーは、21世紀の革新材料として期待され、2001年度からはじまったプログラムでは精密高分子材料、ナノガラス材料、ナノメタル、ナノコーティング、ナノ粒子合成技術などを取り上げて現在グループごとに開発研究が進められている。 しかし、これらの研究成果を生かしていくには、材料創製から成形・加工技術を一体化して新製品開発へと次のステップにつなげていく必要がある。 そこで化学課では2002年度の研究テーマとして(1)ナノ機能粒子のカプセル生産技術(2)次世代量子ビーム利用ナノ加工技術(3)ナノレベル電子セラミックス材料低温成形・集積化技術(4)3Dナノメートル評価用標準物質創製技術、などの開発研究に取り組むことにした。 2003年度以降は材料から製品開発までを包括し、機能・性能等の技術データを集めるとともに、新しい素材として提供・利用できる産業体系を構築していきたいとしている。 |