2006年04月10日 |
中国の機能性樹脂の輸入、2月も活発 |
7品目中の5品目が前年を大きく上回る |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、実績/統計) 【関連企業・団体】:なし |
中国による機能性樹脂の輸入は2月も引き続き活発であった。合計7品目のうち5品目が前年同月の実績を大きく上回っている。反面、05年に国産化体制の拡大が進んだEVAとEPSはともに前年割れが長期化している。 2月の輸入通関数量が前年同月を大幅に上回ったの品目を量の多い順に並べると、PC(ポリカーボネート)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、POM(ポリアセタール)、PA(ポリアミド)、PMMA(ポリメタクリレート)の5品目となる。PCは6ヵ月連続、PBTは7ヵ月連続、PMMAは3ヵ月連続、PAは2ヵ月連続、そしてPOMは5ヵ月振りの前年同月超えとなった。 一方のEVAは8ヵ月連続の、またEPSに至っては14ヵ月連続の前年同月割れである。 05年春以降の国産化が目覚しい2品目を除くと、機能性樹脂の輸入活動は極めて活発な状態が続いているということになる。情報・電子機器と自動車向けの需要が旺盛なためと見られる。汎用樹脂の輸入も盛り返しており、プラスチック産業全体が再び活況を取り戻している様子が浮き彫りになっている。 機能性樹脂の2月の輸入通関数量と1〜2月計は別表の通り。 【関連ファイル】 中国による機能性樹脂の06年の輸入通関数量 https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1144620193.xls |