2006年04月10日 |
パラキシレン4月価格、前月同値のトン1,010ドルで決着 |
【カテゴリー】:市況 【関連企業・団体】:新日本石油 |
新日本石油は4月パラキシレン価格が、前月ステイのトン当たり1,010ドルで決着したと発表した。アジアのパラキシレン需給は、アメリカからの流入が引続き低水準に推移していることや、新規PTAプラントの立上げによる需要増加などから、ウェルないし若干のタイトバランスで推移している。 需要家からは、PTAの経済性悪化を理由に値下げが要望されたが、パラキシレンのスポットマーケットが原油市況上昇に合わせて上昇したことから、前月同値の決着となった。 ポリエステル・マーケットは需要期を迎える中、需要が持ち直してきており、高水準にあった在庫レベルも3月上旬に比較して改善されてきている。また、ポリエステル市況の好転から、PTA市況も上昇。足元相場はトン当たり810ドル(CFR中国)レベルとなっている。 <今後の見通し> ポリエステル需要は、減産に伴う一時的な需要減少の可能性はあるものの、需要期に入り概ね順調に推移するとの見方が支配的。アジアのパラキシレン需給は、米国品の流入再開が先送りとなる観測が流れる中、PTAは足元おおむねフル稼働、インドでのPTAプラント増強立上げもあり、引続きウェルないし若干のタイトバランスが予想される。 【PXアジア契約価格推移】 単位:ドル/トン <2005年> ◇1月=875 ◇2月=965 ◇3月=1,010 ◇4月=1,010 ◇5月=910 ◇6月=850 ◇7月=890 ◇8月=905 ◇9月=950 ◇10月=1,060 ◇11月=1,060 ◇12月=900 <2006年> ◇1月=960 ◇2月=1,050 ◇3月=1,010 ◇4月=1,010 |