2001年08月29日
PE袋の輸入、7月も2万5,108トンと高水準
今年の月間最高規模で、前年同月の14.5%増
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:財務省

 財務省が29日に集計した7月の輸入通関実績によると、PE袋の7月の総輸入数量は2万5,108トンとなった。前月を8.5%、前年同月を14.5%それぞれ上回っている。今年に入っての月間最高規模であり、昨年12月の2万6,093トンに次ぐ史上2番目の記録である。

 7月の輸入通関数量が引き続き前年同月を大きく上回ったのは、かねてからの最大対日輸出国である中国が引き続き活発に船積みしていることによるところが大きい。中国品の7月の輸入数量は8,936トンで、第2位のインドネシア品の4,439トンを大きく引き離している。前年同月に対しては24.6%多い。他の国では、タイ品の3,779トン、マレーシア品の2,680トン、フィリピンの1,179トン--といったところが目を引く。
 
 注目の輸入平均単価は、1キログラム166.1円となっている。6月より1円高い。前年同月に比べると8.7円のアップとなる。国産品の需要家渡し価格との間に依然として大きな開きがある。
 
 この結果、今年1~7月の輸入の累計は15万4,771トンとなった。前年同期を1.8%上回っている。平均単価は同167.2円である。中国品は5万5,856トンを占めてダントツの状態。前年同期を21%上回っている。