2001年08月29日
PPフィルムの7月の出荷、引き続きCPPが着実な伸び
OPPは前月に続きわずかながらも前年割れに
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本ポリプロ、日本ポリプロピレンフィルム工業連合会

 日本ポリプロピレンフィルム工業連合会が28日に集計したところによると、同連合会加盟のPPフィルムメーカーによる7月の出荷実績は、CPP(ポリプロピレン無延伸フィルム)が引き続き前年同月を上回った反面、OPP(同延伸フィルム)が再び前月に続きわずかながら前年同月を下回った。

 両品種のうちのCPPの総出荷数量は1万1,909トンで、前年同月を4.6%上回った。昨年8月いらい11ヵ月連続の前年同月超えである。メーンの食品包装用が前年同月を4.7%上回る1万97トンとなったのが主因。この結果、今年1月から7月までの累計は8万3,361トンとなった。前年同期の実績を2.9%上回っている。うち、食品包装用は3.2%増の7万322トンとなっている。

 一方のOPPの7月の総出荷数量は1万9,579トンで、前年同月を0.6%下回っている。メーンの食品包装用は1万3,444トンで、前年同月の横並びであったが、その他包装用が4,075トンで1.9%減となったのが響いた。これに伴う1~7月の累計は、総出荷量が前年同期比1.2%減の13万7,088トンとなった。うち食品包装用は0.6%増の9万3,910トンとなっている。その他包装用が1.9%のマイナス成長となったのが全体の足を引っ張るかたちとなっている。


2001年OPPフィルム出荷実績(表)
2001年CPPフィルム出荷実績(表)
※iモードではご覧頂くことができません。