2006年04月13日
アステラス製薬「キャンディン系抗真菌剤」欧州で承認申請
【カテゴリー】:新製品/新技術(ファインケミカル)
【関連企業・団体】:アステラス製薬

 アステラス製薬は13日、欧州子会社がキャンディン系注射用抗真菌剤「ミカファンギン」(一般名)について11日(現地時間)、欧州での「深在性真菌症の治療」としての承認申請を欧州医薬品庁(EMEA)に行ったと発表した。

 「ミカファンギン」は、同社が創製したキャンディン系注射用抗真菌剤で、ヒトには存在しない真菌細胞壁の主要構成成分の一つである1, 3-β-D-グルカンの生合成を特異的に阻害するという、新規な作用機序を有する薬剤としている。
 
 日本では「ファンガード点滴用」の製品名で2002年12月、米国では「MycamineR」の製品名で2005年5月にそれぞれ発売し、深在性真菌症の治療や予防に貢献してきた。欧州にも投入することで、現地事業の拡大を加速させる。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1144912838.pdf