2001年08月28日
農水省「国際シンポ」に生分解性プラ取り上げ
韓国、中国代表も実用化の現状報告
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:農林水産省、生分解性プラスチック研究会

 農林水産省が11月に開催する第2回「環境シンポジウム」に、生分解性プラスチック研究会が参加し、韓国や中国など海外からも講師を招いて、普及の現状や国際規格のあり方などについてディスカッションすることになった。
 同省の環境シンポジウムは11月28日~30日の3日間、幕張市のホテルスプリングス幕張で『持続可能な農林水産業の発展を目指して』をテーマに開催される。

 生分解性プラスチック“グリーンプラ”は、使用後は自然界で水と二酸化炭素に分解されて消えると言う性質をもっているところから、農業用マルチフィルム、移植用苗ポット、釣り糸、魚網など農林水産分野にも利用が急速に広がっている。
 こうしたことから同研究会では期間中の30日、同会場内で生分解性プラ専門の国際シンポジウムを開催し、より広い普及に努めることにした。

 開催は11月30日午前10時30分から午後 4時30分まで。米国BPI事務局長が「シドニーオリンピック大会での食品リサイクルと米国の認証制度」について講演するほか、韓国KISTのY・H・Kim氏が「韓国における食品リサイクル事業と生分解性プラスチックの役割」、中国プラスチック試験センターのW・Yunxun氏が「中国での生分解性プラスチックの実用展開」についてそれぞれ報告するなど、業界では初めての“国際色”豊かなシンポジウムになる。