2006年04月19日
宇部興産のポリアミドエラストマー、ミズノが野球用シューズに採用
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:宇部興産

 宇部興産が開発した新ポリアミドエラストマー「UBESTA XPA」が、今年の春の選抜高校野球大会向けに発売されたミズノの野球用シューズ「MIZUNO ミズノプロ 2KM-40100、同40200」用のソール主材として採用された。

 野球選手の運動は激しく、シューズの底部には反発弾性や低温特性、さらに軽量・堅牢・耐久性といったさまざま特性が高いレベルで要求されるが、同社の新エラストマーは、そうした過酷な条件に耐えられることが認められた。

 宇部興産が「UBESTA XPA」を開発したのは2004年。現在宇部ケミカル工場で年200トン生産し、主に靴底部材、電動工具カバー材、低温倉庫用キャスター部材向けなどに販売しているが、今後はこうした特性を活かしてさらに販路を拡大し、2010年には売上高22億円を目指す。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1145416367.pdf