2006年04月20日 |
PSP工業会の新会長に小野氏が就任 |
18年度の新役員、副会長は井上氏 |
【カテゴリー】:行政/団体(人事/決算) 【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会 |
発泡スチレンシート(PSP)工業会は19日に定時総会を開き、原田祐夫会長(サンポリマー社長)の任期満了に伴う平成18年度の新会長に小野恵造・積水化成品工業社長を選出した。また、副会長には井上六郎・JSP社長を選任した。任期はいずれも1年。 【小野恵造会長談】 PSPの出荷量はこの数年、重量ベースではわずかながらも減少の傾向をたどっている。しかしこれは、PSP各社が需要家の皆さんの要求に応えて製品の薄肉化に必死に取り組んできたことによるもので、枚数ベースの出荷量は着実に増えていると言ってよい。05年度も5〜6%の伸び率となったはずだ。 需要自体は引き続き安定的に増えていると言える。資源消費量がソリッド型の製品に比べて圧倒的に少なく、それでいて丈夫で衛生・安全性にも優れ、軽いといったPSP固有の強みを需要家の皆さんが深く理解し評価して下さっているからにほかならない。 特にこの1年余りは、容器包装リサイクル法の見直し論議が活発化してきた中で省資源型容器包装を代表する製品としてPSPが再評価されてきた点は私たちにとって誠に幸いであった。 しかし、一般市民の方々までPSPを十分に理解して下さっているかとなると疑問だ。また、市町村の間にもまだ誤った認識をお持ちの向きが見られる。それだけにこれからも工業会としては、広報・PR活動の一層の充実強化を最重要課題に掲げていく必要があると考える。 このほかにも、衛生・安全問題やVOC問題についての重要データのきちんとした収集・整理、技術発表会の再開による業界全体の技術レベルの向上とユーザーの皆さんに対する技術情報サービスの拡充、発泡スチロール業界全体の発展のためEPS業界など他の関連業界団体との連携の強化等々多くの課題が存在する。今年は、会員の皆さんともどもこれらの共通テーマの解決に真剣に取り組んでいきたい。 |