2006年04月20日 |
東ソーもポリエチレンの再値上げを表明 |
5月20日からキロ15〜20円引き上げへ |
【カテゴリー】:市況(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:東ソー |
東ソーは20日、各種ポリエチレンの国内価格を5月20日出荷分から再修正すると発表した。対象は、LDPE、HDPE、EVA、L-LDPEの全品種。 上げ幅は、LDPE、HDPE、EVA、L-LDPEのうちのC4コモノマー品種の計4品種が1キログラム15円。L-LDPEのうちヘキセン1(C6)をコモノマーに使う品種(商品名:ニポロン-Z)が同20円以上。ニポロン-Zの上げ幅を他の品種以上に高く設定しているのは、主に輸入品に頼っているヘキセン1の価格が過去1年で2倍強のレベルまで上がっているため。 全体の値上げの理由については、ナフサ等の原燃料価格が急騰していて自らの合理化努力では吸収できなくなっている点を挙げている。これで、ポリオレフィンの4月以降の出荷分の値上げ表明はプライムポリマー、住友化学、日本ポリエチレン、日本ポリプロとこの日の東ソーの合計5社となった。明日以降も同様の値上げ表明が相次ぐ見通し。 |