2006年04月20日
三菱レイヨン社長に鎌原専務、皇氏は取締役会長に
【カテゴリー】:経営(人事/決算)
【関連企業・団体】:三菱レイヨン
記者会見する皇社長(左)と鎌原専務

 三菱レイヨンは20日、皇芳之社長が取締役会長となり、後任社長に鎌原(かんばら)正直専務が昇格するトップ交代人事を内定した。定時総会は6月29日。
 
 鎌原氏は昭和18年生まれ、63歳。昭和40年、東京外国語大学を卒業し三菱レイヨンに入社。化成品部長などを経て平成9年取締役、12年常務、14年専務兼上席執行役員。一貫して化成品・樹脂、炭素繊維畑を歩いてきた。
 
 記者会見した皇社長は「2000年6月に社長に就任して以来、経営基盤の整備につとめてきたが、MMAとANをコアとする体制にめどがつき、これから新しいステージに入る」としたあと、後任の鎌原専務については「化成品と炭素繊維という、当社グループにとって両輪となる事業を育てあげた人だ。環境の変化をすばやく読み取り対応する力など、リーダーとしての条件をそなえている」と、太鼓判を押した。
 
 鎌原氏は「これまでの経験を活かし、高収益型経営を目指したい。中長期の方向性や目標を見出していきたい。社会通念からいって年齢的に若くはないが、健康には恵まれているので気力を充実させてがんばりたい」と語った。

【関連ファイル】
鎌原正直専務経歴
https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1145526051.tif