2006年04月24日
先週のC&F/ジャパンの平均、600ドルの大台超え
北西欧のCIF価格も一気に600ドルを突破
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋の調べによると、ナフサの国際スポット相場は先週も引き続き各地で高騰を続け、その結果、日本や欧州の石油・石化企業やトレーダー等が国際スポット市場で先週中に契約した先物の価格の平均はトン当たり600ドルの大台を一気に突破して615〜616ドルとなった。
 
 うち、わが国の商社や石油・石油化学企業が先週中に契約したオープンスペック(パラフィンコンテント65%以上のもの)の先物(2ヵ月〜2ヵ月半先)の平均はトン当たり616ドル強となっている。1週前の平均に比べると21ドル強の値上がりである。
 プレミアムを加えた実際の引き取り価格の平均は同622〜624ドルになると見られる。入着時の為替が現在と同じ118円と仮定した場合のCIF価格は5万1,000〜5万1,200円となる。国産ナフサ価格は5万3,000〜5万3,200円となる計算だ。
 4〜6月期の加重平均がいくらになるかはまだはっきりしない。しかし現在の多くの誘導品の価格体系はナフサ4万5,000円見合いとなっているので、今週も誘導品メーカーによる価格修正の打ち上げが相次ぐのは必至と見られる。