2006年04月25日
新日本石油、5月ベンゼン価格 大幅アップの860ドル打ち出し
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:新日本石油

 新日本石油は5月のベンゼンACPをトン当たり860ドルで打ち出し、国内外の主要需要家と交渉を始めた。4月決着価格は737ドルだったので、トン123ドルの大幅アップとなる。 

 大幅値上げ打ち出しとなった背景について、同社では以下の通り説明している。
(1)過去最高値を更新している原油価格や、タイトなガソリンバランスに牽引され、アジアではトルエンがベンゼンよりも高値にあるなど、コスト環境が強いこと。
(2)結果、脱アル/不均化など、トルエン由来の生産法で減産が世界的に見受けられること。
(3)4月積で米国向けに大量輸出が行われ、アジア需給が大幅に改善しつつあること。