2001年08月28日 |
BASF、「植物バイオテクノロジー」事業拡大へ |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:BASF |
BASFは27日、農薬事業の上半期業績を発表したが、この中で植物バイオテクノロジーの将来が有望だとして、引き続き積極的に事業拡大していく考えを明らかにした。 同社は農薬の研究開発のほか植物バイオにも大きな投資を行ってきており、スウェーデンの種子会社スバレーブ・ベイブル社と合弁で研究開発ネットワークとしてのBASFプラントサイエンス社を設立、植物バイオ分野に本格進出している。 現在世界4か国、7研究所で植物バイオの研究開発に取り組み、全体の調整機能をドイツのリンブルガーホーフに置いているという。 植物バイオ事業は買収によって拡大してきており、クリアフィールドの生産システムは品質改良によってさまざまな穀物と除草剤を組み合わせて開発した。この技術はすでにカノーラとトウモロコシに適用されており、さらにコメ、小麦、ひまわりに適用していく予定。クリアフィールド生産システムによる年間売上規模として3億ユーロを見込んでいる。 バイオテクノロジーについては「世間からはまだ不安の目でみられているが、バイオテクノロジーがもたらす価値や利益を消費者がもっとよく知るようになればこの新しい技術は受け入れられていくと確信している」と同社では説明している。 |