2006年04月26日 |
プライムポリマーが緊急に期中値上げへ |
5月22日出荷分からキロ15〜20円引き上げ |
【カテゴリー】:市況(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:プライムポリマー |
プライムポリマーは26日、原料ナフサと各種副原料の価格急騰に緊急に対応するためポリエチレンとポリプロピレンの価格の期中値上げを実施することにしたと発表した。 上げ幅は、HDPE(高密度ポリエチレン)、LDPE(低密度ポリエチレン)、C4-LLDPE(C4コモマー使用の直鎖状低密度ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)の4品目がキログラム当たり15円以上。HAO-LLDPE(C6ならびにC8コモノマー使用の直鎖状低密度ポリエチレン)が同20円以上となる。いずれも5月22日出荷分から適用する。 同社はこれらポリオレフィンについては3月末に同5〜10円幅の値上げを打ち出していた。これは、今年第2・四半期の国産ナフサ価格がキロリットル当たり4万7,500円になるとの予想に基づくものであった。しかし、ここにきて同期の国産ナフサ価格が同5万円を超えるのが確実視されるようになり、加えて5月末以降は同5万2,500円超えとなる可能性が強くなってきたことから、緊急措置として期中改訂に踏み切ることにしたもの。 HAO-LLDPEの上げ幅を他の品種より同5円以上高く設定しているのは、ともに昨年1月時点でトン当たり800ドルであったヘキセン1とオクテン1の価格が今年3月までに同2,200ドルまで跳ね上がっていて同樹脂の終始バランスが特に大きく悪化していることによるもの。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1146037211.doc |