2006年04月27日
伊藤忠グループ、昭和アルミパウダーの株式譲受
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:伊藤忠商事、昭和電工

 伊藤忠商事、伊藤忠ケミカルフロンティア、昭和電工の3社は27日、昭和電工の100%子会社である昭和アルミパウダー(奈良県御所市、徳田精徳社長)の株式を譲渡することで基本合意したと発表した。伊藤忠と伊藤忠ケミカルフロンティアは、昭和アルミパウダーの発行済み株式のそれぞれ51.06%、34.04%を取得する。昭和電工の保有比率は14.9%となる。

 昭和アルミパウダーは、1966年設立のアルミニウムペースト製造・販売会社で、プラスチック塗料用途の国内トップシェア−を持つ。製品は携帯電話やデジタル家電などのメタリックシルバー色の顔料として幅広く使われている。

 伊藤忠ケミカルフロンティアは、塗料原料を成長戦略分野と位置付け、北米、アジアを中心にビジネスを拡大してきた。昭和アルミパウダーとのシナジーにより、一層のビジネス強化を図る。

 昭和電工は、昭和アルミパウダーへの伊藤忠グループ両社の出資により、アルミニウムペースト事業の一層強固なマーケットポジション構築が可能になると判断した。

【昭和アルミパウダー株式会社】
 本社所在地   : 奈良県御所市大字室410番地
 設立      : 1966年8月
 資本金     : 200百万円
 代表取締役社長 : 徳田 精徳
 事業内容    : アルミニウムペーストの製造・販売

【伊藤忠ケミカルフロンティア株式会社】
 本社所在地   : 東京都港区北青山二丁目5番1号
 設立      : 1971年9月
 資本金     : 1,100百万円(伊藤忠商事95.54%出資)
 代表取締役社長 : 佐藤 潤
 事業内容    : 化学品の輸出入及び国内販売

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1146119072.doc