2006年04月27日 |
東燃化学、微多孔膜の生産能力を増強 |
「電池用スペシャルティ製品の市場拡大に対応」 |
【カテゴリー】:経営(新製品/新技術) 【関連企業・団体】:エクソンモービル |
エクソンモービルは27日、100%子会社である東燃化学が那須工場(栃木県那須塩原市)に持つ微多孔膜(MPF)製造装置の生産能力を約50%増強したと発表した。リチウムイオン電池のセパレーター市場の成長にともなう旺盛な需要に対応する。 エクソンモービル ケミカル カンパニー、ポリマー事業部上級副社長のジム・ハリス(Jim Harris)氏は「東燃化学は、電子機器メーカー・電池メーカーに対するセパレーターの供給で業界をリードしており、今回の投資が那須工場における3度目の設備拡張となる。 2004年には、小型電子機器市場の活発な需要に対応するため、同工場の生産設備を増強した。今回の増強により、今後はハイブリッド自動車用の次世代リチウムイオン電池に対する潜在的需要にも積極的に応えられる」と語った。 東燃化学は、携帯電話やノートパソコン、デジタルカメラなど小型電子機器のリチウムイオン二次電池のセパレーターとして使われる微細な貫通孔を有する膜を商品化し、生産している。同社の微多孔膜は薄さと強度を兼ね備えて持っている。また、微細孔が均質なため分離性に優れ、電池の安全性を最大限に高めることができるとしている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1146126797.doc |