2006年04月28日 |
積水化成品、新中計策定「高機能発泡製品」など拡大へ |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:積水化成品工業 |
積水化成品工業は28日、06〜08年度の3カ年新中期経営計画を策定したと発表した。前回(04年度)策定した中計「DASH 50」は06年度に最終年度を迎えるが、原料価格の高騰などあまりにも環境変化が激しいため、現在推進中の計画を「STAGE 1」、今回策定した中計を「STAGE 2」とし、重点課題や目標をより明確にするとともに、収益に反映させることにした。 新中計では収益目標として、09年3月期の売上高を1000億円以上(06年3月期は892億円)、経常利益を50億円以上(同30億円)、当期純利益を30億円以上(同18億円)とすることなどを掲げている。この目標を実現するため、以下の課題に取り組む。 (1)既存事業の事業力強化 地域拠点のネットワークを生かした新たな国内拡販体制の構築と、関係会社を含めた生産体制の再編による事業体質強化に取り組むなど、事業環境の動向に左右されない安定的な利益体質の構築を進める。 (2)高機能発泡製品の事業拡大 売上が拡大している「ピオセラン」を用いた自動車部材などを中心に、グローバル展開の推進と顧客へのスピード提案の実践で、事業収益の拡大を目指す。 (3)環境対応事業の拡大 リサイクルビーズ及び成形品「エプスレム」の拡販を進めるとともに、生産性の向上などで採算性のアップをはかる。 (4)高機能材料事業の拡大 液晶分野など海外を含む成長市場に積極拡販するとともに、新たな市場分野を開拓し最終年度に本格事業化となるよう開発のスピードアップをはかる。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1146206415.pdf |