2006年05月08日
BASF、米樹脂大手ジョンソンポリマー社を買収
【カテゴリー】:海外(経営)
【関連企業・団体】:BASF

  BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は2日、業務用クリーニング用品および衛生用品メーカー、ジョンソンディバーシー(本社:米国ウィスコンシン州スターテバント)の子会社で、樹脂メーカーであるジョンソンポリマー(本社:米国ウィスコンシン州スターテバント)を買収すると発表した。

 買収契約は5月1日に締結され、買収額は4億7,000万米ドル。買収に関するその他の情報は非公開。関連当局の承認を得た上、今年6月末までには買収を完了する。

  ジョンソンポリマー社は、水性樹脂の生産・供給の世界的リーディングカンパニー。同樹脂は、自動車や木材、パッケージ、印刷業界向けのコーティング剤などに使用されている。BASFはハイソリッド樹脂とUV樹脂が中心のため、ジョンソンポリマー社の水性樹脂は、既存のポートフォリオを補完するものとなる。

 世界の樹脂市場は、年率3〜4%の範囲で成長を続けている。ジョンソンポリマー社の2005年の売上は約3億6,000万ドルで、毎年高い伸びを示している。従業員数は約430人で、米国とオランダの2カ所に生産拠点を持つほか、日本や中国などアジア太平洋地域で事業を展開している。