2006年05月09日 |
ダイヤニトリックス、ANとアクリルアマイド値上げ |
【カテゴリー】:市況 【関連企業・団体】:ダイヤニトリックス |
ダイヤニトリックスは9日、アクリロニトリル(AN)及びアクリルアマイド(AA)の国内向け価格の修正を発表した。5月22日出荷分からANはキログラム当たり30円、AAは同25円値上げする。 同社は、昨年から原料価格の高騰を理由に、数回にわたり価格修正を実施してきたが、今年4月以降原油・ナフサ価格はさらに上昇し、この傾向はなお当分の間続く見通しとなってきた。これに伴いプロピレンやアンモニア価格が高騰し、用役・物流費なども上昇している。こうした事情から同社では、更なる収益悪化の回避と事業採算の改善を図ることにした。 今回の値上げについて齋藤晃司・同社社長は「原料ナフサ価格が予想以上に上がり、またアンモニアも高水準のままで採算の維持が困難になってきたため」と説明している。 同社は、今年第2・四半期のナフサ価格は4万9,500〜5万円になると予想、続く第3・四半期には5万2,000円に達すると判断している。また、高分子凝集剤についても近く再値上げを打ち出すことになりそうだ。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1147145273.pdf |