2006年05月09日 | |
東ソー 「ビニル・イソシアネート・チェーン」強化へ大規模投資 | |
日本ポリウレタンのMDI増強に対応、アニリン、一酸化炭素設備倍増へ | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:東ソー |
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東ソーは9日、グループ企業の日本ポリウレタン工業が南陽事業所内に建設中の新MDI(ジフェニルメタン・ジイソシアネート)年産20万トンプラントに対応するため、主原料アニリン、一酸化炭素及び電解設備を建設し、必要な基盤インフラ整備を行うことを決めたと発表した。 増強プラントの生産能力と完工時期は、以下の通り。 (1)アニリン :年産15万トン(2007年第4四半期) (2)一酸化炭素 :8,000Nm3/H(2007年第4四半期) (3)電解設備 :15万トン(2008年第3四半期) 投資金額はアニリン160億円、一酸化炭素は80億円、電解設備は65億円、インフラ整備40億円で、東ソーサイドの投資額合計は345億円。日本ポリウレタンの新MDIプラントの投資金額は誘導品も含めて約300億円の予定で、グループ全体の投資額は約645億円となる。 東ソーはイソシアネートの原料である塩素、苛性ソーダ及びユーティリティを日本ポリウレタンに供給し、副生される塩酸を塩ビモノマー原料として回収・利用している。東ソーのビニル・チェ−ン事業と、日ポリのイソシアネート事業が一体となって「ビニル・イソシアネート・チェーン」を形成しているわけで、両社は今回の大規模投資により同事業の国際競争力をさらに強める。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1147148309.doc 資料 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1147159102.pdf |