2001年08月24日 |
京葉ポリエチレン、ナフサ高予想で樹脂値上げ急ぐ |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:住友化学、日本ポリオレフィン |
高密度ポリエチレン(HDPE)の専門メーカーである京葉ポリエチレンは、10~12月期のナフサ価格がさらに上昇するとみて、先に打ち出したキロ15円の樹脂値上げ浸透を急ぐ方針を決めた。 同社は原料価格高を背景に7月1日から15円値上げを行うことにし需要家筋と交渉してきたが、一般景気の低迷や需要不振からほとんど浸透していないのが現状。 しかし、10~12月のナフサ価格はキロリットル当たり2万4,500円と予想されるなど、原料高は一層深刻化しそうな気配。このため需要家筋に対してはこうした事情を説明し、強く値上げを求めていくことにしたという。 ポリオレフィンの値上げは日本ポリオレフィン、出光石油化学、住友化学などここへきて各社が打ち出しているが、10月以降ナフサ価格は一段と上昇するとの見方が拡がってきたことから、今後交渉には拍車がかかりそうだ。 |