2001年08月24日
経産省、ブラジルの製油所近代化に貿易保険決る
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:東洋エンジニアリング、経済産業省

 経済産業省は24日、ブラジルの国営石油会社であるペトロブラス社が行うREFAP製油所の近代化プロジェクトへのわが国金融機関からの融資に対して、独立行政法人日本貿易保険が貿易保険を引き受ける決定をしたと発表した。

 同プロジェクトはペトロブラス社がもつ製油所を近代化し、付加価値の高いガソリン、軽油を抽出する装置を建設するもので、日商岩井、東洋エンジニアリングが設計、機器調達を受注した。

 国際協力銀行と市中銀行が強調融資する総額約2億6,400万ドルのうち、市中銀行融資分約1億600万ドルに対して日本貿易保険がリスクをカバーする。付保率は非常リスク90%、信用リスク50%。

 日本貿易保険では、4月の新発足以来、アルジェリア向けに次いで2件目の保険引き受けとなった。