2006年05月17日 |
中外製薬、特許侵害訴訟で味の素の控訴状受領 |
【カテゴリー】:経営(ファインケミカル) 【関連企業・団体】:味の素、中外製薬 |
中外製薬は17日、同社を被告として味の素から提起された「エポジン」および「ノイトロジン」特許侵害訴訟で、3月22日に東京地方裁判所が行った判決を不服として、味の素が知的財産高等裁判所に控訴した問題で、同高裁から控訴状の送達を16日に受けたと発表した。同社は引続き、同社の行為は特許侵害にはあたらないと正当性を主張していく方針である。 【東京地方裁判所の判決内容(3月22日)】 1.控訴人 (1)名 称 味の素株式会社 (2)所 在 地 東京都中央区京橋1丁目15番1号 (3)代表者の氏名 代表取締役社長 山口範雄 2.訴訟および原審判決の内容 (1)訴訟の原因 当社が製造販売している医療用医薬品「エポジン」および「ノイトロジン」の製造行 為が、味の素株式会社の保有する製法特許を侵害するとの訴え。 (2)請求の内容 損害賠償請求金額 金30億円およびこれに付帯する法定利息。 なお、控訴人は、原審の訴状の「請求の原因」において、当該請求は一部請求であり、 損害額の合計は382億円を下回らない、としております。 (3)原審判決の内容 ◇原告の請求を棄却する。 ◇訴訟費用は原告の負担とする。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1147847762.pdf |