2006年05月22日
日本着のナフサの契約価格、依然600ドル台に
スポット相場、6週間連続の600ドル超え
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋によると、わが国の大手商社や石油・石油化学企業が先週1週間の間に国際マーケットで契約したオンスペックの先物ナフサ価格は、C&Fベースでトン当たり617ドル前後となった模様。うちプレミアム分がおよそ8ドルを占めていると見られている。
 
 前の週の平均に比べると約10ドルの値下がりとなる。原油のスポット相場のうちのWTIの先週の平均が先々週のバレル71.59ドルから69.12ドルに下がったことに誘発されてのもの。ただし、下降幅はWTIを大幅に下回っている。
 これでC&F/ジャパン価格の同600ドル超えは6週連続に伸びた。為替が円高に振れているとはいえ、先週の契約分が到着する2ヵ月後も引き続きわが国の石油化学企業は厳しい局面に立たされそう。