2006年05月24日
三菱化学、中国とのPTAの価格交渉を決着
5月分を前月比40ドル高とすることで合意
【カテゴリー】:市況(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:三菱化学

 三菱化学はこのほど、中国の大手ポリエステル企業との間でPTAの5月の輸出価格交渉をまとめた。決着価格はトン当たりCFR901ドルで、4月の価格を同40ドル上回っている。当初のオファー価格は同920ドルだったので、それに対しては同10ドル安ということになる。

 同社のPTAの中国向け輸出価格は、昨年12月の同860ドルをボトムに1月が同890ドル、2月が895ドル、3月が同860ドル、4月が870ドルと小幅な上下動を繰り返している。5月分については、PXの高騰を理由に同50ドルという大幅値上げを打ち出して中国のポリエステル各社と交渉してきたが、抵抗が強く上げ幅を同10ドル縮小することで決着したもの。1年前の05年4月と同じレベルとなる。