2006年05月25日
LDとPPの出荷が引き続き着実な伸び
4月の実績、HDPEは3ヵ月連続の前年割れ
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:石油化学工業協会

 ポリオレフィン3樹脂の4月の出荷数量はLDPEとPPが引き続き前年同月を上回ったが、HDPEは3ヵ月連続の前年同月割れとなった。

 うちPPは前年同月を1%上回って10ヵ月連続の前年同月超えとなった。これは、国内向けが1%減となり3ヵ月振りに前年同月を割り込んだ一方で輸出が21%もの伸びを遂げたことによるもの。4月単月では昨年に次ぐ過去2番目の出荷規模となった。

 LDPEの出荷は3%増で、3ヵ月連続の前年同月超えとなった。国内向けがほぼ全分野の需要の好調を支えに3%増となって前月に続いて前年同月を上回ったのに加えて輸出が8%伸びて8ヵ月連続の前年超えとなったことによる。

 一方のHDPEは、国内向けと輸出の両方が前年同月を下回った。国内向けは1%減で5ヵ月ぶりの、また輸出は28%減で2ヵ月連続の前年同月割れとなった。

この結果、汎用樹脂の4月の出荷数量は、合計5品目のうちLDPE、PP、PVCの3品目が前年同月を上回った反面、HDPEとPSの2品目が引き続き前年同月を下回るかたちとなった。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1148539698.tif