2006年05月25日
BASF、ベルギーのバイオ企業 クロップデザイン社を買収
【カテゴリー】:海外(経営、ファインケミカル)
【関連企業・団体】:BASF

 ドイツ・BASFは25日、ベルギーのバイオテクノロジー企業、クロップデザイン社を買収したと発表した。今後、BASFグループ内で植物バイオテクノロジーを扱う「BASFプラントサイエンス社」に統合する。買収額等の詳細は非公開。

 クロップデザイン社は世界の種子市場や植物由来の製品に各種形質を提供するバイオテクノロジー企業で、独自開発によるTraitMill.プラットフォームを用いて遺伝形質を明らかにし、トウモロコシやコメなど、さまざまな植物の改良を進めている。
 
 創立は1998年、ベルギー・ヘントにある研究所には70人を超える職員を有している。また、研究開発や商業的利用についても、広範なネットワークを築いている。

 BASFプラントサイエンス社は、BASFにおける植物バイオテクノロジー関連の活動を統括している。欧州4カ国と北米の7拠点に500人以上の従業員を擁し、国際的に研究開発・技術開発拠点をコーディネートしている。BASFは、今後3年間で2億7,000万ユーロを投資し、植物バイオテクノロジー関連事業を拡大する計画という。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1148523180.pdf