2006年05月26日 |
TEC、ブラジル向け製油所近代化・大型プロジェクト受注 |
【カテゴリー】:経営(海外) 【関連企業・団体】:東洋エンジニアリング |
東洋エンジニアリング(TEC)は26日、ブラジル石油公社(ペトロブラス)から、サンパウロ州・ヘヴァッピ製油所の重質油精製能力の拡充と、環境対策強化を目的とした、製油所近代化プロジェクトを受注したと発表した。 プロジェクトのスコープは基本設計(FEED)以降のEPCの一括請負で、プロジェクトの完成は2009年第1四半期の予定。契約額は総額約7億ドル。 ペトロブラス社は、ブラジル国内の油田で生産される重質油を処理して国際基準に適合した環境負荷の少ない石油製品の供給と、軽質油の輸入削減を実現できる本プロジェクトを、極めて重要なプロジェクトと位置付けている。 TECは1996年に流動接触分解設備(FCC)を受注して以来、ガス処理設備、パイプライン、重質油処理設備など、ペトロブラス社向けに多くの大型プロジェクトを受注してきた。 <受注概要> ■ 客 先:ブラジル石油公社(ペトロブラス)(Petroleo Brasileiro S.A.:PETROBRAS) ■ 受注者:TEC ■ 建設地:ヘヴァッピ製油所(Henrique Lage Refinery:REVAP)(精製能力日量25万バレル、同国第4位)、サンパウロ州サンジョゼドスカンポス市(サンパウロ郊外) ■ 対象設備: ・減圧残渣油熱分解装置(Delayed Coker Unit)<能力:日産31,500 バレル> ・残渣油ナフサ水添脱硫装置(Coker Naphtha Hydrotreating Unit)<能力:日産18,900 バレル> ・関連付帯設備 ■ 役務内容:詳細設計、機器資材の調達および工事までの一括請負、並びに試運転助成 ■ プラントの完成:2009年第1四半期 ■ 契約金額:約7億ドル ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1148611142.pdf 地図 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1148614468.pdf |