2006年05月26日
05年度の家電リサイクル実績、経産省公表
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:経済産業省

 経産省は26日、01年4月から始まった「家電リサイクル法」の05年度の実績として、家電メーカーによる廃家電4品目(エアコン、テレビ、電気冷蔵庫、電気洗濯機)のリサイクル実施状況を公表した。
 
 全国の指定引取場所が引き取った廃家電4品目は、前年度比3.6%増の1,162万台、また全国46カ所の家電リサイクルプラントに搬入された廃家電4品目は、3.8%増の1,163万台と順調な増加を示した。
 
 リサイクルプラントに搬入された廃家電は、いずれも分解し、鉄、銅、アルミニウム、ガラス等を有価物として回収しているが、再商品化率はエアコン84%(法定基準60%)、テレビ77%(同55%)、冷蔵庫・冷凍庫66%(同50%)、洗濯機75%(同50%)と、法定基準を上回った。
 
 また、エアコンから回収・破壊した冷媒フロン類は約1,100トン、冷蔵庫・冷凍庫から回収・破壊した冷媒フロンは約310トン、断熱材フロン類は約610トンにのぼった。
 
【05年度の廃家電リサイクル状況総括】

<指定引取場所での引取台数>(千台)
・エアコン:1,989
・テレビ:3,857
・冷蔵庫、冷凍庫:2,820
・洗濯機:2,952

<再商品化等処理重量>(トン)
・エアコン:85,814
・テレビ:107,993
・冷蔵庫、冷凍庫:162,419
・洗濯機:92,801

<再商品化率>(%)
・エアコン:84
・テレビ:77
・冷蔵庫・冷凍庫:66
・洗濯機:75