2006年05月29日
三井化学が機能性ポリマーズフォーラム開催
多彩な需要家が多数参加して盛況
【カテゴリー】:経営(原料/樹脂/化成品、新製品/新技術)
【関連企業・団体】:三井化学

 三井化学は26日、東京・港区の六本木アカデミーヒルズに機能性樹脂の需要家およそ200人を招いて「第2回三井化学機能性ポリマーズフォーラム」を開催した。

 同フォーラムは、同社の機能性ポリマー事業の展開の基本理念や最新の開発新製品ならびに応用技術情報等を広く需要家各社に紹介するとともに、需要家の生の声にも率直に耳を傾けてシーズとニーズのマッチングに不可欠なコミュニケーションの深化を図ることを目的に企画されたもの。04年12月が第1回の開催であった。第2回目となった今回は「ニーズとシーズの迅速かつ具体的な結合による価値創造のために」をテーマに開催された。

 この日は、同社機能樹脂事業グループによる事業活動テーマソングの紹介と桑原信隆・同社常務取締役機能樹脂事業グループ長の開会の挨拶で幕を開け、米倉誠一郎・一橋大学教授による基調講演「マインド・イノベーションで組織が変わる、会社も変わる」と藤田照典・同社触媒科学研究所所長による特別講演「触媒技術が生み出す機能性ポリマーズ」が行われた。

 さらに日達清・同社工業樹脂事業部エクセレックス開発プロジェクトリーダーと川崎雅昭・同社エラストマー事業部副事業部長開発統括の両氏による新製品紹介や同社機能性樹脂製品のすべてを紹介するポスターセッションなどが行われ、最後に自動車部品メーカー、電子・電機部品メーカー、樹脂加工メーカーら多数の需要家と藤吉建二・三井化学社長ら同社幹部や同事業部員とが和やかに懇談して散会となった。