2006年05月31日
VECの新会長に土屋氏が就任
リサイクルの一層の推進等に意欲を表明
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会

 塩ビ工業・環境協会は30日に開いた定時総会で新会長に土屋隆・東ソー社長を選出した。また副会長に大西正躬・カネカ社長と前田宣忠・第一塩ビ社長を選任した。

 総会終了後に開かれた懇親会で挨拶に立った土屋新会長は「歴代の会長をはじめとする会員各社の皆様のご努力で最近は塩ビ忌避の風潮がようやく影を潜めるようになり、また樹脂サッシやサイディングなどによる新市場開拓も着実に進展しはじめた」と、同協会の活動が大きな成果を上げてきた点を強調したのに続いて、今後の塩ビ業界を取り巻く環境が一段と厳しくなるとも指摘し、「ついてはリサイクル活動の一層の充実・強化など三つの重要課題のクリアに努力していきたい」と抱負を明らかにした。

土屋会長が示した三つの重要課題の概要は以下の通り。
(1)中長期のリサイクル戦略を確立し、加工業界との協議会であるJPEC(塩化ビニル環境対策協議会)を基点に加工メーカーとの十分な連携を取りながらの具体策の実行。
(2)サッシ・サイディングを中心とした建材分野をはじめとした新市場の開拓。
(3)関係各方面への的確な情報の発信による塩ビ忌避への取り組みの継続。