2001年08月22日
PVCとVCMの出荷、ともに7月も大幅な前年割れ
PVCは減産がさらに進み、在庫は縮小
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会

 塩ビ工業・環境協会は22日、塩ビ樹脂(PVC)と塩ビモノマー(VCM)の7月の生産・出荷実績を明らかにした。
 それによると、出荷はPVCもVCMも引き続き前年同月を大きく下回った。PVCは13.8%減、VCMは10.2%減となっている。PVCは2ヵ月連続の前年比2けた減となった。
 もっとも、PVCの場合は生産も同様に前年同月を大幅に下回っている(13.3%減)。減産が一段と強化されたわけで、この結果、同樹脂の月末在庫は前年同月を11.1%下回る規模に縮小している。前月に対しても4.4%減となっている。
 PVCの出荷の縮小は、国内向けの硬質用が9.6%減と引き続き不振であったのに加えて輸出が26.6%もの大幅減となったことによるところが大きい。
 一方のVCMの出荷減は、PVC用が12.1%減となったことによるもの。PVCと違ってVCMの輸出はほぼ前年並み(0.3%減)にとどまっている。

2001年/年度塩ビ樹脂生産出荷実績(表)
2001年/年度塩化ビニルモノマー生産・消費・在庫実績(表)
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