2006年06月01日 |
旭化成とクラレ、医療用「メンブレン中空糸膜」合弁事業化 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:旭化成、クラレ、クラレメディカル |
旭化成メディカルとクラレメディカルの両社は1日、クラレが製造販売するEVOH樹脂(商標:エバール)を用いた「医療用中空糸膜」の製造会社「A・Kメンブレン製造株式会社」を共同出資により設立すると発表した。08年5月の商業生産開始を目標に延岡市(宮崎県)に年産能力400万本(スタート時260万本)の医療用中空糸幕製造設備を建設する。 【新会社概要】 (1)会社名 :A・Kメンブレン製造株式会社(英文名 A-K Membrane Manufacturing Co., Ltd.) (2)代表者 :日吉辰夫(旭化成メディカル常務) (3)事業内容 :EVOH樹脂(商標:エバール)を用いた医療用中空糸膜の製造及び供給 (4)設 立 :2006年6月 (5)生産能力 :400万本/年(スタート時260万本/年) (6)所在地 :宮崎県延岡市 (7)商業生産開始:2008年5月(予定) (8)投資額 :約25億円(初期投資約20億円) (9)資本金 :4億9千万円 (10)出資比率 :旭化成メディカル50%、クラレメディカル50% (11)従業員 :約50名 旭化成メディカル、クラレメディカルの両社は、今後の透析及び血液浄化治療関連製 品の安定供給のために、生産設備の共同投資を行うことが必要と判断した。 (1)旭化成メディカルは、EVOH中空糸膜を使用する製品ラインアップを持つことで、ポリスルホン中空糸膜との補完効果を生かして、各透析施設における最適な治療方針への対応が可能となる。 (2)クラレメディカルは、倉敷事業所内のEVOH中空糸膜製造設備の立地について再検討していた。旭化成メディカルから相談を受け人工腎臓の組立て地(大分県)に近接している延岡地区が好適と判断した。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1149146710.pdf |