2006年06月05日 |
PSジャパンも値上げ 7月1日からキロ10〜20円幅で |
【カテゴリー】:市況 【関連企業・団体】:PSジャパン |
PSジャパンは5日、PS(ポリスチレン)の全品種を対象に7月1日出荷分からキログラム当たり10〜20円幅の値上げを実施すると発表した。 GPPS(ゼネラルパーパスPS)、HIPS(ハイインパクトPS)、特殊グレードの3品種については同10円、難燃グレードは同20円以上引き上げる。アップ率はGPPS、HIPS、特殊グレードの場合で6%、難燃グレードで6.5%となる。 今回の値上げは、昨年11月のキロ10円値上げに続くものだが、4〜6月期のナフサ価格がキロリットル当たり4万9,000円に上昇する見込みとなり、主原料SM(スチレンモノマー)価格の再上昇が避けられなくなってきたこと、また難燃剤や副原料、用役・物流費なども高騰が続き、自助努力でのコスト吸収が困難になったとしている。これまで難燃剤の値上がり分は合理化で吸収してきたが、それも難しく、製品価格に転嫁せざるを得なくなったと同社では説明している。なお、最近の汎用樹脂大手の値上げ表明はこれで全て出揃ったことになる。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1149494759.pdf |