2001年08月22日
ポリオレフィンメーカー、相次ぎ減産を強化
8月の平均操業率は80%内外に低下
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 ポリオレフィン業界の間で減産の強化に踏み切るところが相次いでいる。8月中旬の時点での平均操業率は、LDPEプラントの場合で80%弱、HDPEとPP業界では80%強になっていると見られる。
 定修・運休を実施する直前なり直後のところの企業は、定修用在庫の確保のために稼働率を落とせない事情があるが、そうでないところは軒並み操業度を引き下げている模様。7月までに比べて5ポイント前後落としているというところが多い。
 これは、中国などアジア諸国からの引き合い価格が一段と下がってきて輸出を大幅に抑制せざるを得なくなっているのと、肝心の国内需要が全体に予想以上に低迷してきたこととに対処してのもの。これに伴い、オレフィンについても減産の強化が必要となってこよう。