2006年06月08日
三菱・鹿島のエチレン2号機が稼動再開
鹿島北共同発電の定修が完了
【カテゴリー】:経営(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:三菱化学

 5月19日から運休中であった三菱化学・鹿島のエチレン第2号機(年産45万3,000トン能力)が5日に稼動を再開、いらい順調に操業率を引き上げている。これに伴い関連誘導品設備も順次操業を再開している。
 
 同装置の運休は鹿島北共同発電が定修で操業を休止したことに伴うもので、北共発が予定通りのスケジュールで定修を完了したためそれに合わせて同装置も自動的に再稼動となった。 ただし鹿島では、同37万5,000トン能力のエチレン第1号機が同装置自身の定修のため引き続き運休中。立ち上がりは6月21日からとなる見通しで、鹿島事業所における石化製品全体の生産量が通常の規模に戻るのは6月の最終週からとなりそう。
 
 現在わが国では、同社のほか京葉エチレンも同69万トン能力のエチレンプラントを定修のため運休中。これが予定通り14日に立ち上がると、合計6基に及んだ春のエチレンプラント定修ラッシュが終了となる。
 残る年内の定修プラントは、東燃化学・川崎の同47万8,000トン設備(8月実施)と出光興産・徳山の同62万3,000トン設備(9〜10月に実施)の2基だけとなる。