2006年06月09日 |
特許迅速化へ「06年度実施計画」、経産省 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:経済産業省、特許庁 |
経産省は9日、二階経済産業大臣が8日に開催された知的財産戦略本部の会合で「特許審査迅速化のための06年度実施計画」を報告したと発表した。同本部は同日「知的財産推進計画2006」を決定した。 わが国は、国際競争力を強化するためには特許の早期権利化が重要な課題であるとし、04に「知的財産推進計画2004」を策定した。この中で現在26カ月となっている審査順番待ち期間を最終的にはゼロにすることを目標に、2013年には世界最高水準である11カ月とするとの中長期目標を決めた。 「06年度実施計画」はこうした背景をもとに決定したもので主な内容は以下の通り。 (1)審査体制の強化 ◇審査官の大幅な増員=任期付審査官を今年度も98人増員、即戦力として機能できるよう研修・育成に努める。 ◇ニーズに応じた柔軟な審査の充実=特に緊急に権利化が必要な出願や外国関連出願、中小企業による出願等については、一次審査結果を原則9カ月以内に発送する。 (2)審査効率の向上 (3)出願・審査請求に関する取り組み ◇産業界との官民一体となった取り組み ◇主要企業・代理人の出願審査請求関連情報の提供 ◇実用新案制度の利用促進 ◇出願取り下げ・放棄制度の利用促進 |