2006年06月09日
プライムポリ、前倒しで合理化シナジーを実現
初年度は当初計画の5割増の効果上げる
【カテゴリー】:経営(実績/統計)
【関連企業・団体】:プライムポリマー

 プライムポリマーは、事業開始初年度の06年3月期において総額約30億円の統合合理化シナキー効果を上げた。スタート当初に掲げていた05年度の目標は20億円であったので、達成率は150%ということになる。
 
 多くの合理化テーマについて、期の途中から翌年度分もできるだけ前倒しして実行するようにしてきたことが大きく寄与したという。手法別の具体的な成果は明らかにされていないが、人員を当初の予定以上に削減したことによるいわゆる省力化や物流の合理化、さらには生産効率の向上等がそれぞれ大きな効果を上げたとされる。
 
 しかし、より大きな統合シナジーが出てくるのは今年度以降と見られる。過去1年で準備を整えた様々な合理化策が本格的な実行段階に入るのはあくまでもこれからと言えるからだ。同社では当初、08年度において100億円のシナジー効果を上げことを目標に掲げていたが、現在ではこれを少しでも前倒しで実現するようにしたいとしている。